当財団は、11月25日(月)に、札幌市内のホテルにおいて、令和6年度の市町村河川情報委員情報交換会議を開催しました。
市町村河川情報委員は、石狩川流域の全46市町村の河川事業担当部長・課長から構成されており、川からのまちづくりや、地域防災力向上のための様々な情報を共有することを目的に、平成6年度から毎年、市町村河川情報委員が出席する情報交換会議を開催しています。
今年度の情報交換会議には、各市町村の河川情報委員のほか、北海道開発局、札幌管区気象台、北海道の関係機関から計81名が参加し、それぞれの議題について、意見交換いたしました。
1つ目の議題、「北海道総合開発計画の推進」では、北海道開発局の宮藤開発監理部次長から本年3月に閣議決定されました「第9期北海道総合開発計画」について、計画策定に至るまでの経緯や計画のポイントなどをご紹介いただきました。
2つ目の議題の最近の河川行政に関する話題等では、北海道開発局の川岸河川計画調査官から「流域治水の加速化・深化」と題し、気候変動を踏まえた水災害対策のあり方等について、北海道開発局の貴家防災課長から「北海道開発局TEC-FORCEについて」と題し、能登半島地震等における開発局TEC-FORCEの活動状況や地域防災力向上への取組について、岡部開発連携推進課長から「インフラツーリズムの取組」と題し、インフラツーリズムの背景や地域共創インフラツアーの取組事例について、それぞれご紹介いただきました。
さらに、旭川市の桝井副市長から、本年10月に旭川市で開催されました「第32回全国川サミットin旭川」の開催概要についてご紹介いただき、続いて札幌管区気象台から「令和6年出水期の主な改善事項について」、北海道庁から「河川整備等に関する起債事業制度」について、それぞれ重要かつ有用な情報の提供をいただきました。
当財団としては、国、北海道、市町村等が一堂に会して、情報共有し議論する場として、さらには顔の見える関係を構築する場として、市町村河川情報委員情報交換会議を引き続き開催し、川を活かした地域振興や地域防災力向上のための取り組みを支援し、流域の発展に貢献してまいりたいと考えております。
【開催日時】 令和6年11月25日(月)14:30~
【開催場所】 札幌ガーデンパレス
1 開会挨拶
一般財団法人 石狩川振興財団 会長 前田 康吉
2 議 題
(1) 講演「北海道総合開発計画の推進」
北海道開発局開発監理部 次長 宮藤 秀之 氏
(2)最近の河川行政に関する話題等
① 流域治水の加速化・深化
北海道開発局建設部河川計画課 河川計画調査官 川岸 智樹 氏
② 能登半島地震への支援ほか
北海道開発局事業振興部防災課 課長 貴家 尚哉 氏
北海道開発局開発監理部開発連携推進課 課長 岡部 博一 氏
➃ 第32回全国川サミットin旭川
旭川市 副市長 桝井 正将 氏
⑤ 令和6年出水期の主な改善事項について
札幌管区気象台気象防災課 気象防災情報調整官 本舘 豊 氏
⑥ 河川整備等に関する起債事業制度
北海道建設部建設政策局維持管理防災課 課長補佐 梶原 慎也 氏
⑦ 意見交換及び質疑応答
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