石狩川振興財団は、11月15日(火)に、札幌市内のホテル札幌ガーデンパレスにおいて、令和4年度の市町村河川情報委員情報交換会議を開催しました。
当財団は、石狩川流域の全46市町村の河川事業担当部長・課長から構成される市町村河川情報委員の制度を設けており、川づくりや川からのまちづくりについての情報を市町村間で共有することを目的に、毎年、市町村河川情報委員が出席する情報交換会議を開催しています。
令和元年度を最後にここ2年は新型コロナウイルスの感染状況から開催を見送りましたが、3年ぶりに対面の会議として開催することができました。
今年度の情報交換会議は、前後半の2部に分け、前半は「かわたびほっかいどう」をテーマに設定し、後半はその他川づくり、防災、まちづくり等について情報交換いたしました。
前半の「かわたびほっかいどう」については、まず初めに北海道開発局の時岡河川計画課長から、「かわたびほっかいどう」の現状と今後の展開についてお話をいただきました。
北海道総合開発計画のもと、「かわたびほっかいどう」プロジェクトが始められた経緯やその目指す方向性についてご紹介いただきました。
次に「かわたびほっかいどう」の事例の一つとして、恵庭市から全国緑化フェアの会場ともなった「恵庭かわまちづくり」について、美瑛町から「かわたびほっかいどう大賞」にも選ばれた「サイクルスタンプラリー」について事例紹介をしていただきました。
北海道最大のカメラ女子のコミュニティである「北海道カメラ女子の会」からは、「かわたびほっかいどう」との協働について、豊富な写真を中心に紹介していただきました。
後半の情報連絡については、まず札幌管区気象台から防災情報の利用について、北海道開発局から気候変動に備える流域治水について、北海道から河川整備等に関する起債事業制度について、それぞれ重要かつ役に立つ情報の提供がありました。
次に市町村を代表して南富良野町から、道の駅を中心とした安全安心なまちづくりについて事例報告があり、当財団からは設立から30年を迎えたことを報告いたしました。
会議後の情報交換会は、北海道における新型コロナウイルス感染者の増加状況を踏まえ、開催を見合わせることとしました。
当財団としては、国、北海道、市町村が一堂に会して、情報共有し議論する場として、さらには顔の見える関係を構築する場として、この情報交換会議が貢献できるものと考えており、参加していただく市町村にとってより有意義なものとなるよう工夫しながら、来年度以降も引き続き開催していきたいと考えております。
【開催日時】 令和4年11月15日(火)15:00~
【開催場所】 ホテル札幌ガーデンパレス
1 開会挨拶
一般財団法人 石狩川振興財団 会長 黒氏 博實
2 議 題
(1)「かわたびほっかいどう」と石狩川流域
① 講演
・「かわたびほっかいどう」の現状と今後の展開
北海道開発局 建設部 河川計画課長 時岡 真治 氏
② かわたび事例報告
・恵庭かわまちづくり
恵庭市 経済部 全国都市緑化北海道フェア推進室 主幹 廣瀬 新 氏
・丘のまちびえいサイクルスタンプラリー
美瑛町 まちづくり推進課 政策調整係 主事 栁田 瑶介 氏
・「かわたびほっかいどう」との協働
北海道カメラ女子の会 代表 渡邉 真弓 氏
③ 意見交換及び質疑応答
(2)情報連絡
① 防災気象情報の利用
札幌管区気象台 気象防災部 気象防災情報調整官 前田 潔史 氏
② 気候変動に備える流域治水の取組
北海道開発局 建設部 河川計画課長 時岡 真治 氏
③ 河川整備等に関する起債事業制度
北海道建設部 土木局 河川砂防課 課長補佐 齊藤 寛朗 氏
④ まちづくり事例報告
南富良野町 建設課長 加藤 吉繁 氏
⑤ 石狩川振興財団設立30周年
一般財団法人 石狩川振興財団 理事長 原 俊哉
⑥ 意見交換及び質疑応答
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