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平成30年度市町村河川情報委員情報交換会議

 

石狩川振興財団は、1016日(火)に、札幌市内のホテル札幌ガーデンパレスにおいて、平成30年度の市町村河川情報委員情報交換会議を開催しました。

市町村河川情報委員は、石狩川流域の全46市町村の河川事業担当部長・課長から構成されており、当財団は、川づくりや川からのまちづくりについての情報を市町村間で共有することを目的に、毎年、市町村河川情報委員が出席する情報交換会議を開催しています。

今年度の情報交換会議は、豪雨災害が頻発していることから水防災対応、川をにぎわいの空間として活用する動きがあることから地域振興という、2つのテーマを設定しました。水防災対応については、初めに、9月に発生した胆振東部地震も含めた北海道の災害について、元北海道大学特任教授の鈴木英一様から講演いただきました。これに続き、北海道開発局から胆振東部地震の被害状況について、情報提供をいただきました。また、平成288月の北海道・東北豪雨を踏まえて、北海道開発局と北海道が策定した「水防災対策行動計画」のフォローアップについて、特に市町村が直接関わるソフト対策を中心に話をしていただきました。さらに、気候変動の影響が現実化していることを踏まえて、北海道が現在策定中の「北海道の川づくりビジョン」の原案の内容を、詳細に説明いただきました。

地域振興については、「かわたび北海道」という、川をまちづくりやにぎわいの場、また観光の場としても活用していくプロジェクトが進められていることから、北海道開発局から全体的な取組状況をお話しいただきました。また、かわたび北海道の取組の一つとして、石狩川では河川空間をサイクルツーリズムに積極的に活用しており、これについて、北海道開発局札幌開発建設部から情報提供をいただきました。また、美瑛町で進められているサイクリングを中心としたかわまちの事例紹介、忠別川と一体となった旭川駅周辺の整備について、旭川市から事例紹介をいただきました。

会議後の情報交換会も、多くの市町村、北海道開発局、北海道の方々にご参加いただき、有意義なものになったと考えています。

当財団としては、国、北海道、市町村が一堂に会して情報共有し、議論する場として、情報交換会議が貢献できるものと考えており、参加していただく市町村にとって有意義なものとなるよう、さらに工夫していきたいと考えております。

                

開催日時 平成30年10月16日(火)14:00

 

開催場所 ホテル札幌ガーデンパレス

 

1 開会挨拶    (一財)石狩川振興財団会長  黒氏 博實

2 議  題

(1)水防災対応

北海道の災害について-豪雨災害を中心として-(講演)

 伊藤組土建株式会社 代表取締役副社長         鈴木 英一 氏

○平成30年北海道胆振東部地震について

北海道開発局事業振興部防災課 防災企画官       横濱 秀明 氏

○水防災対策行動計画のフォローアップについて 

北海道開発局建設部河川計画課 課長補佐        武田 淳史 氏

北海道建設部建設政策局維持管理防災課維持グループ主幹 伊藤 拓郎 氏

○北海道の川づくりビジョンについて      

北海道建設部土木局河川砂防課河川計画グループ 主幹  米谷  功 氏 

 

(2)地域振興 

  ○かわたび北海道について 

北海道開発局建設部河川計画課 課長補佐        武田 淳史 氏

 ○ 自転車走行環境の整備について 

北海道開発局札幌開発建設部都市圏道路計画課 課長   福原 英之 氏

北海道開発局札幌開発建設部河川計画課 課長      松原  寛 氏

 ○かわまち事例紹介(美瑛川)                    

北海道開発局旭川開発建設部治水課 課長補佐      森田 共胤 氏

美瑛町政策調整課 課長                今滝  毅 氏

○川からのまちづくり(北彩都あさひかわ) 

旭川市地域振興部 次長                沖本  亨 氏

⑤ 意見交換及び質疑応答

3 情報交換会